MICROCOSMOS
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MONTHLY CHIT CHAT

●まず、お2人の関係についてお聴かせください。

<DARUMA:以下D>もともとは学年が1個しか違わなくて、2人とも拠点を東京にして遊んでいて、90年代の東京のクラブシーンを見てたっていうのが同じだったんですよ。たまたまその当時聴いていたヒップホップだったりハウスだったり漠然としたところで近いものがあったんですけど、そこからだんだん2人の中でジャンルが細分化されていって、ぼくはヒップホップのほうに遊びにいくようになって、MAARはハウスにいくようになったんです。だから同じ時代にいながらも、まったく違う歴史を2人は見てきた。で、90年代初頭の東京のクラブシーンが膨らんでいく様子を2人とも同時期に体験してたんですよ。そして、またそれがごちゃ混ぜになる時期があって、いわゆるマッシュアップカルチャーという時期なんですけどね。その時にオレとMAARが近いところにいて、「東京で過ごしてきた」「見てきた」「経験してきたこと」をミックスすればおもしろいものができるんじゃないかと思って始めたのがDEXPISTOLSなんです。

<MAAR:以下M>なんというか、お互い持っているものが面白くて、個々人で何が足りないとかではなく、2人の力を足したら絶対おもしろいものができるなぁと思ったんですよ。自分にここが足りないからやろうっていうんじゃなくて。もちろん、足りない部分を補ってもらってるなって感じるときもありますけどね。

●90年代の当時はどこで遊んでいたんですか。

<M>もとはGOLDとか西麻布周辺とかが出発点でしたね。GOLDとかでもDJしてたんですけど、GOLDってハウスだけじゃなくて、2階でMICROPHONEPAGERとかやってて、ヤベー!とかなって。全然ハウスじゃない日にも遊びに行ってたんですよね。

●プレイする時は、お2人の役割を決めているのですか。

<D>基本的には決めてないんですけど、必然的にMAARがミックスするのが得意なので、僕がカットインでズバッとはいったあとに、MAARがロングミックスしてくれたりとかはありますね。なんとなくの配分はありますけど、その日何をやるとかの担当は決めてないですね。でも、毎回どんどんマイナーチェンジしていく感じなんですよ。その時の自分たちのムーブメントみたいなのがあってそれを少しずつ組み替えていって、次のパーティに活かしていく感じなんですよね。

●いまCDJを4つ使っているということですが。

<D>最初は1台1台とか1台2台とかやったんですけど、でもCDJ取り合いになっちゃうんですよね(笑) もう最近は基本的には2台2台でやろうってなってますね。

●結成当初から掲げていたコンセプト“サウンド・クラッシュ”は今も意識していますか。

<M>やっぱり、基本はそうだよね?

<D>うん、でも最近はまた変わってきてるんですよ。一本をキレイに繋ぐことのおもしろみもでてきて。

<M>そうだね。サウンド・クラッシュというかカルチャー・クラッシュというか、いろんなものを自分たちでミックスしたいっていうのがずっとあったんです。それはもちろん、音楽だったり、流行ってる格好だったり、おもしろいストリートの流れだったり、そういうトータルなものをミックスして、DJで「どうだ!」って表現するっていう(笑) 大げさな言い方しちゃうとそういうことをやりたいなと思ってるんですけど。その延長線がミックスCDだったりとかレーベルの運営だったりとかでもあるんです。 オレらにとって、キレイに一本繋ぐDJプレイっていうのも、オレ達なりのサウンド・クラッシュなのかなと思いますね。

<D>確かに言い表すならば、それしか当てはまらないのかもしれないですね。

<M>色んなものが好きで、色んなものを交ぜたいっていうのがあって、それをなんて言えばいいのか…あっ!サウンド・クラッシュ!それ、いいねー!みたいなね。

●全国様々な都市でプレイされていますが、印象に残っている場所はありますか。

<D>やっぱり大阪はレギュラーでやっているだけあって、いいですね。最近すごくいいなと思っているのは京都。パーティとして、ガンガン騒ぎたいお客さんと、クラブとして音楽を聴きにきて、ちょっと斜に構えながら踊るお客さんとの交ざり具合のバランスがちょうどいいんですよ。あと新潟もシーンがちゃんとしてますね。

<M>あと名古屋とかもね。いずれにしても、京都、新潟、大阪なんか特になんですけど、実はすぐにできあがったものじゃなくて、だいぶ昔から僕らDEXになる前から個人個人で行ってて、ある程度の年月をかけて、おもしろいパーティが創造されていったんですよ。と、その土地その土地にいる「おもしろいことやろうぜ!」っていうオーガナイザーさんだったり、DJだったり、核となる人がいるところはパーティもおもしろいなって。それは、ものすごく人を集められるとかだけじゃなくて、おもしろいことに敏感に反応できたりとか、僕らがおもしろいと思うことを掘ることに対して、共感してくれる人がいたりとか。それが最先端であるとか、一番カッコイイかっていうのはわからないんですけど、そういうことに対して興味を持ってくれる人がいる場所は、すごくいいパーティになるというのが最近やっと、ようやく感じられるようになりましたね。 逆に、一過性なのかなって自分で思っていたエレクトロ・ムーブメントの次の動きを感じられるようになってきたのかなという。それは、ひとつキャリアを積んでよかったなと思うところですね。 昔だったら、すごくわかりやすいアンセムのエレクトロをかけないと盛り上がらなかったりしたんです。でも、自分が今一番おもしろいと思える音源をかけても反応してくれて。

<D>やっぱり大阪はレギュラーでやっているだけあって、いいですね。最近すごくいいなと思っているのは京都。パーティとして、ガンガン騒ぎたいお客さんと、クラブとして音楽を聴きにきて、ちょっと斜に構えながら踊るお客さんとの交ざり具合のバランスがちょうどいいんですよ。あと新潟もシーンがちゃんとしてますね。

●現在、音源をつくっていると伺いましたが。

<D>そうなんです。12月にミックスCDをだそうと思ってまして。今回は、じっくり時間をかけて、新しくておもしろいものをやりたいんです。

<M>内容は、まだ内緒です(笑) でも、今クラブでちょこちょこかけてますが、レスポンスはかなりいいんです。みんな知らない曲のはずなのに(笑)

●今回のMICROCOSMOSのセットはどうするかお考えですか。

<D>まだまったく考えてないんですよ(笑) でもオレ的には許されるんであれば、ラウンジィなことを1回やってみたかったんですけど…そんな実験的なことをしても大丈夫なのかっていうのはあるんですけどね。せっかくだから、まったく普段とは違うことをやりたいですね。まぁ、お客さんの反応を見て(笑)

●休みなしにイベントに出演されてますが、制作に集中する期間を設けるなんてことは考えてらっしゃいますか。

<D>
僕、DJしてないと弱ってきちゃうんですよ(笑)

<M>
オレも遊んでないとアイデアがホントに生まれなくって。遊んでもうベロンベロンの時に「ハッ!」っとなって、帰ってPC立ち上げたりとかしてるんで(笑)

<D>
あと、結局家で作業してても、突然電話してagehaのプールサイドでまわしちゃったりとかしちゃうんですよ(笑)

<M>
もう趣味っていうか病的というか、結局パーティしたいっていうのがホントあるんで、いろんな音楽だけじゃなくて、人としゃべったり、人の着てる服見たりとかがすごく好きっていうのがあるんで。もちろん、曲つくったり、ミックスCDとかつくるのも好きなんですけどね。

●今後、トライしてみたいことはありますか。

<M>
いま、レーベル運営にすごく力をいれてて、まぁ、新しいアーティストを発掘したいっていうのもありますし、誰かをプロデュースしてアルバムをつくりたいっていうのもありますね。DJも、いまのペースでどんどんやっていきたいっていうのもありますね。DEX単体でも、ROC TRAXクルー全員なのかわからないですけど、ちゃんとしたライブセットを来年は考えているんですよ。

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